後悔の無い人生なんか、無い

  
 
また、あの時間で目が


覚めるようになって


きてしまった



未明の悲劇の時間帯



鼓動が速くなる…


指先や足先が チリチリ


してくる…



細胞に記憶もされている


感情が 表に現れてくる





大好きで、かけがえのない


君だから 


心から大事にして


過ごしてきたのだけれど




謝りたいことだって


いくつかある




節約させて ごめんね…



こんなに早く逝ってしまうん


だったら  


もっと、もっと、


毎日 毎日 贅沢させて


あげたのに…



私と一緒にやりたかった

こと 「今度ね…」なんて

言わないで  

もっと、もっと、願い

叶えたのに


日常のほんのささいなこと


だったのに 



ごめんね…




 君が残りわずかの


 限られた時間の中で


 生きてたことに


 私 気がついて


 あげられなくて  


 
 
 ごめんね… 



想い出写真を


頬寄せて 懐かしく


 笑いながら 

 
一緒に 眺めることも


もう できない


ごめんね… 



ごめんね…  


ごめんね…




人生って、案外短くって


 駆け足だ






私のすぐ後に ご主人を亡く


したCちゃんからも


また、眠れなくなっちゃって


体調も 落ち込んでる…


って、電話がきた



同じね… 


慰め 共感できる親友が居て


良かった





心と身体は とても正直に


親密に 繋がっている




まだ 1年なんだもの…  


記憶も哀しいくらい鮮明


だし しょうがない…



無理して心に蓋をしても


また いつか 突然


溢れだしてしまうしね




一周忌 なのだから


そんな気持ちも


供養と うけとめて


抱きしめるしかないよね



後を引き受ける…


って、こういうこと






だれもが みんな


後悔の無い人生なんて


無いんだから