殻の薄い玉子  

 

親友の森林女子姉妹の

妹Yちゃんが

「東京に戻ろうか って考えてる… 」と聞いて、

急に 眠れなくなってしまった…

 

自分の森を買うため、

しっかり貯金をしよう

と前向きな未来のため

 

その時は、平気だったのに 未明に目が覚めて

なんだかドキドキして

… 

 

頭では、応援してても

身体って正直だ…

 

「あぁ… 私、淋しいんだぁ、、、」

 

近くに居るだけで、

安心してたんだ 

 

旦那さんの看取りにも

駆けつけてくれ、

人生最大の絶望の時を

全身全霊で

支えてくれた彼女。

 

庭や果樹の手入れも

バイトしてくれて

なんとかこの先も、育て続けていける… って

 

ほんと 私 頼りにしていたんだな…

 

寂しくって、心細くて うるうると つい 涙がにじんでしまう

 

一度納まっていた 先の不安も 一気に 再燃してきてしまった… 

 

 結局 孤独力は 

 育ってなかった… 

 

殻の薄い玉子みたいに

まだまだ… 

まだまだ もろかった…