確定申告も終わり、ようやく机上の書類の整理ができるようになりました。
旦那さんがお世話になった 救急センターの皆さまに書いたクリスマスカードの下書きが 出てきました。
救急車の隊員さんには、出動して下さった分署に 直接カードを届けようと お礼を言いに行きました。
いちばん大変な方々でありながら、なかなか 感謝が伝わりにくいところだ と思ったから・・・。
旦那さんとの別れは、本当に 突然でした・・・
以下は その内容です。
救命センターの先生、スタッフの皆さまへ
〇月〇日未明 救急搬送でお世話になりました。
○○と申します。
主人がクモ膜下出血で、突然この世を去り、無我夢中の３カ月半が経ちました。
夜明け前で、ドクターヘリが飛べず、長い陸路搬送中、心停止してしまいました、、、、 まだ、２０分もかかるというのに、、、、
放心の私の視線の先には、一生懸命 心臓マッサージを続けて下さる救急隊員さんの姿がありました。
アンビュー（呼吸補助具）も外され、口から泡を出してしまっている主人を 諦めずに、必死に、汗をぬぐいながら・・・・
「・・・もう意味のない心臓マッサージを続けて下さっている・・・ 私のために・・・ 私に見せるために・・・ ありがたいことだ・・・」 そう思いました。
ようやく病院の救命センターに入り、あとは、もう 死亡宣告なのだ、、、、 と 覚悟して待ちました。
先生に呼ばれて入ると、主人のモニターは 動いていました！
「 2度 心停止しましたが、電気ショックで 戻って来てくれましたよ・・・。 今度 止まってしまったら、残念ですが、この救命ベッドの上での お看取りとなります・・・」
それから、主人は、頑張って、頑張って 『私への最後のプレゼント 』『お別れの時間』を 1時間も与えてくれました・・・
胸元、首、顔が まだ温かくて たくさんの頬ずりと キスをして
「 大好き、愛してる、ありがとう、ほんとうに幸せだった・・・ 私をお嫁さんにしてくれて、ありがとうね・・・ 」
何度も、何度も、何度も 言うことが出来ました。
たくさんの たくさんの 『ありがとうの花束』を贈ることができました・・・・
ですから、最高の看取りが出来て、後悔がありません
大切な親友にも囲まれ、 むしろ、感動に近いほどに・・・
その『奇跡の時間』かけがえのない主人と私の 『最期の時間 』は 救急隊員さん、バトンを生かしてくださった先生とスタッフの 皆さまの おかげさまです。
また、救急の電話で「救命処置のできる隊員を乗せて向かわせます」と判断して下さった対応の方・・・・
すべての方々に 感謝申し上げます。
ありがとうございました。
そして、ご多忙の中を 最上階の霊安所までお越しくださり、お見送りまでして下さいまして、ほんとうに ありがとうございました。
誠実で、温かく、優しい先生のお顔とお姿を 今も忘れずにおります。
主人は、そのような愛溢れる先生に看取っていただき、最後の最期まで 幸運でした。
私と主人は、2年前に 消防署で救命講習会も参加して 認定証も頂いています。
テレビ番組のドクターヘリ、MER(災害現場にかけつける手術室付救命トラック) が大好きで、録画して、よく2人で見ていました。
救命医療には、私より 目を輝かせていました。
そんな主人の命を救うことが出来ず、私も看護師の免許を持つ身として、本心は、残念でなりません、、、
房総にＭＥＲがあれば、、、、
移住して10年、大好きな海辺で暮らし、無農薬で畑、果樹を育てながら 毎日 毎日 楽園生活が出来た・・・・
頑張ってきた退職後のごほうびの時を過ごせたこと、
幸せであったことは 間違いありません。
房総 この土地にも 感謝です。
残念ながら主人は亡くなってしまいましたが、
一緒に生きて来た38年間の 『 愛と ありがとう
感謝 と 清らかな 優しい笑顔の世界 』で 私は、今も 変わらず過ごせています。
支えてくれる親友たち 先生や 皆さまの おかげさまです。
こんな気持ちで 年末を迎えられる自分が うれしいです。 ありがとうございました。
主人は、大天使になって、皆さんのことも 大きな翼で
フレー、フレー 応援しています。
コロナ、ワクチン禍 救急搬送の不眠不休の毎日かと思います。
どうか、ご自身のお体を労わられ、温かくクリスマスをお迎えくださいますように♨・・・
私も、主人のように
「やったー！」
「やりきったー！！」
「ほんと、幸せだったー！！！」
「最高の人生だったーーー！！！！」
な人生にします。
先生、皆さまも どうぞ、お幸せにお過ごしください。
ありがとうございました
