なんとなく 今の私
自転車の補助輪を外されたばかりのような
そんな気持ち
君は 私の補助輪だったのかな
一人で うまく乗れるように
なったところを
信じて 見計らって
消えてしまったような
見知らぬ無縁の土地で
どう暮らしていけばよいのかを
一緒に 過ごしてくれたから
向かえる季節を 今日も
繰り返すことができる
違うといえば 2人でやっていたこと
1人で 担うということ
いや 互いが支え合い補い合う補助輪
だったんだよね
転ばないよう 見守っていて
或るべきところへ
導いてほしい
その瞳 かたときも そらさないで
―――風よ―――
詞曲 藤井風
暮れる 町の侘しさも
変わる 人の空しさも
全部 乗せて風は行く
流れゆく 雲に乗る
今日の 悲しみを乗せて
明日の 喜びを運んで
全部 風が連れてゆく
或るべき場所へ
※ 吹き荒れて 流れ流れ
今はもうこんなところ
飛ばされて
ゆらり揺られ
ふと思う ここはどこ
祈る どうか導いて
願う どうぞ連れて 行って
握る手は離さないで
胸はって 飛んで
行かせて
風よ ここへ来て
私だって 行きたいけど
飛べない この鳥は
宙に舞って
急に落ちて
傷だらけの羽広げるだけ
※