9月のエイプリルフール

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救急隊員が到着したときには、もう、

意識は 消失してしまっていた・・・・

 

いのちの砂を 掌で 

すくっても、すくっても、

指の隙間から ざーっと こぼれていく、、、

あの絶望と恐怖は 昨日のことのよう

 

「 しっかりしてーーーー!!!」

 必死に叫ぶ私に 

 

「だいじょうぶだよ・・・ 」

 

 それが、最期の言葉だった

 

 

エイプリルフールでも 嘘がつけなかった 誠実な君の

最初で最後の嘘・・・ 

 

嘘という 愛だった 

 

 

 

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